「霜月と菊」

 菊の花言葉:
  ■高貴
  ■清浄
  ■真実
  ■私を信じて
   (※イラストの参考にしたもののみ記載)

 平安時代に中国から渡来した菊は,今では桜と並んで日本を代表する花となっています.
 菊はもともと薬用植物です.昔,中国に菊がたくさん咲く土地があり,
 菊から滴り落ちる露が混じった川の水を飲んでいた村人たちが大変な長寿だったという
 逸話から,長寿のシンボルとされていました.日本でも旧暦9月9日の重陽の節句には,
 菊酒を飲んだりして祝ったとされます.

 江戸時代前期から栽培熱が高まり、大菊など多数の品種が生み出されました.
 西洋に伝わった菊も品種改良で西洋菊として独自の進化を遂げ,
 フラワーアレンジメントなどで気軽に使えるようなポップなデザインのものもあります.

 葬式やお墓参りに定番の花ですから,何となく縁起が悪いようなイメージがあるかもしれ
 ませんが,皇室の菊の御紋として使われるほど位の高い花でもあります.

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